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MediaWikiで作成したサイトを不特定多数の人に見られたくなかったり、完全非公開にしたり、承認したユーザーのみ閲覧できるようにするなどのやり方を今回は紹介します。
LocalSettings.phpで設定できる
設定はLocalSettings.phpから行うことが可能で以下の文章を追加することで「特定のグループ(利用者)」に「特定の権限」を「使えるor使えない」ようにできます。例えば以下の文章だとすべてのサイト訪問者に閲覧を許可するという意味です。
$wgGroupPermissions['*']['read'] = trueなお、権限を禁止する場合は「true」を「false」にします。
主なグループと権限
ここでは一部のよく使いそうなグループと権限をまとめました。
| グループ | 概要 |
|---|---|
| * | ログインしてない人も含む全員 |
| user | ログインしている人 |
| bot | Bot権限を持つロボット |
| sysop | 管理者 |
| 権限 | 概要 |
|---|---|
| read | ページを閲覧 |
| createaccount | アカウントを作成 |
| createpage | ページ(議論ページ以外)を作成※edit権限必要 |
| createtalk | 議論ページを作成※edit権限必要 |
| edit | ページを編集 |
| move | ページを移動※edit権限必要 |
| upload | ファイルをアップロード※edit権限必要 |
| delete | ページを削除 |
グループの新規作成
グループは勝手に存在しないグループの権限を割り振ると作成できます。
「特別:利用者権限」というページからグループをユーザーに付与できます。
設定例
完全非公開
閲覧とアカウント作成を禁止させます。ただ管理者も閲覧できなくなるので管理者に閲覧権限を与えています。
$wgGroupPermissions['*']['read'] = false;
$wgGroupPermissions['*']['createaccount'] = false;
$wgGroupPermissions['sysop']['read'] = true;
特定のユーザーのみ利用可
全利用者の閲覧のみを禁止して、アカウント作成後管理者によって「Approved」というグループに割り振られた人だけ閲覧できるようになっています。
$wgGroupPermissions['*']['read'] = false;
$wgGroupPermissions['user']['read'] = false;
$wgGroupPermissions['Approved']['read'] = true;
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